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施工方法

エルドラードストーンの施工方法

ブリック、ストーンの施工に関しては、一般的に採用されている改良圧着工法を説明します。
※推奨適用範囲高さ約3m (それ以上の高所に施工する場合はお問い合わせください。)

01 下地の確認

[ A ]コンクリート、ブロック下地の場合
施工前に接着強度低下の原因となる下地表面の汚れ(ゴミ、ホコリ等)は、刷毛やほうきで取るか水洗い清掃し、必ず除去してください。
(プライマー塗布の前)塗装や油分については、完全に除去してください。

[ B ]コンパネ等木下地の場合
1 )水濡れしない内装の場合は、木下地のアク止め処理を行った上、改良圧着貼りしてください。
2 )外装下地の場合は、防水紙貼り付けの上、ラスモルタル下地を作成してください。(養生期間2週間以上)

02 ストーン、ブリックの準備(割付)

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全体のバランスを見るために、ストーン、ブリックの仮置きを行ってください。大きさ、厚さ、形状、色調が似たものが隣り合わないようにし、バランスを事前にチェックしてください。
(5カートン以上並べることをお勧めします。)
※ロットの関係上1カートンごとに施工しますと、バランスが悪くなる場合があります。特に、後工事などの少量の追加工事の際はご注意ください。バランスが良く貼り付けるために、サンダー、タイルハンマー、ニッパーなどで石の大きさを調整する事ができます。

03 下地処理

必ずプライマー処理を行ってください。(プライマーに関しては、各メーカーの指示に従ってください。)

04 ストーン、ブリック接着面の処理

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接着剤、モルタルの接着強度を増すため、ワイヤーブラシなどで接着面を目荒らした後に、水湿し、又はプライマー処理を行ってください。
※製品によっては製造過程で裏面にセメントの余剰成分(レイタンス)が膜状に残っていることがあります。この膜は、必ず除去してください。剥離事故の原因になります。

05 接着モルタルの下地への塗布

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水湿しか、プライマーを塗布した下地に、接着モルタルを1~2㎜厚でしごき塗りをし、その後2~3㎜上塗りをしてください。貼り付け前に、接着材が乾かないよう1㎡以上は、塗り広げないようにしてください。

06 接着モルタルの材料への塗布

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水湿しか、プライマーを塗布したストーン、ブリックの裏面に中央が厚くなるよう山形状に接着モルタルを塗りつけてください。

07 ストーン、ブリックの貼り付け

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ストーン、ブリックを貼り付ける際は、製品の範囲から接着モルタルが万遍なくはみ出るまで、よくもみ込むか、たたき込んでください。コーナーがある材料は、はじめにコーナーを貼り付けます。上部から下部へ貼り付けていってください。長方形状の製品は、下から貼ることも可能ですが、貼り付け後に下部の製品に着いた接着モルタルは、必ず落としてください。

08 目地処理

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モルタルパックなどを使用して目地部分に目地材を詰めてください。目地詰めはストーン、ブリック貼り付け後24時間以上の養生後に施工することをお勧めします。
※外部に施工する際は、必ず、製品の厚みの2/3以上目地を詰めてください。接着面に水が廻りこみ、剥離の原因になります。目地なしの施工の場合でも、接着モルタルが製品裏面からはみ出し、製品を包み込む程度までもみ込むか、たたき込んでください。ビブラートの機械などで押し込むことをお勧めします。

09 目地仕上げ

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目地材の硬化を確認後、竹べらや、ブラシなどで余分な目地を掻き落とします。(目地の硬化時間は気温、下地状況により変わります。)また、目地を強く押さえ込み、目地の凹凸や深さを調節します。
完全硬化する前に、ササラか、毛の硬いブラシで仕上げます。目地仕上げの際、製品に付属した接着モルタルなどはササラや、ブラシで取り除いてください。

10 撥水剤塗布

外壁や、外溝などに施工する場合は製品の汚れ防止、および吸水性を抑えるため、撥水剤の塗布をお勧めします。詳しくは、営業担当者までお問合せください。

※ 施工上の注意事項

①木造モルタル下地の場合、1㎡の製品重量が最大40㎏を超える場合があります。ラス網などの固定は、確実に施工してください。
②製品をカットする場合はなるべく、目立たない面で行ってください。また、目地処理にてカット面を覆うようにしてください。
③製品によっては、タイル貼りのように水平墨を出して施工することをお勧めします。(キャッスルストーンなど)
この製品は、セメント成型品です。吸水率が高いため接着モルタルの硬化必要水分を吸水し、製品の剥離現象の原因となる場合があります。必ず、水浸しを行ってください。特に、真夏炎天下での施工は注意が必要です。
⑤デラクリート(吉野石膏㈱)などのセメント成形板にネオピタ、スパボンドG、エポピタ523など(㈱大建化学)の接着剤で施工することも可能です。別途施工要領がありますので営業担当者にお問い合わせください。

※ メンテナンス

①製品についた汚れは基本的に水洗いで落とすことができます。排気ガスなど、水だけでは落ちない汚れは中性洗剤で落としてください。
②塩素系の消毒液や、漂白剤は製品を変色させることがあります。直接、製品にかけることは避けてください。
③製品の表面に白華現象が起きた場合は、市販の白華除去剤で除去して十分な水で洗い流してください。また、水で10倍程度に希釈したお酢を歯ブラシにつけてこすり落とすことも可能です。除去した後は、十分な水で洗い流してください。
④エルドラードストーンはセメント成型品です。融雪剤や塩分との接触は、できるだけ避けてください。
⑤外装で撥水剤を施工した場合、撥水剤の効果持続時間があります。撥水剤メーカーの取扱説明書に従い、定期的に塗布することをお勧めします。
⑥製品は50年補償をいたしておりますが、施工条件などにより適用されない場合がございます。詳しくは、工務店、もしくは、営業担当者にご確認ください。

その他